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【PowerShell】New-Itemによるファイル・フォルダ作成

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PowerShellのNew-Itemコマンドレットは、新しいファイル、フォルダー、またはその他の項目を作成するために使用されます。

例えば、ディレクトリ(フォルダー)を作成したり、空のテキストファイルを作成したりするのに便利です。この記事では、New-Itemの基本的な使い方をまとめます。

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基本構文

New-Itemの基本的な構文は以下の通りです。

New-Item -Path <パス> -ItemType <項目タイプ> -Name <名前>

主なパラメーター

  • -Path
    項目を作成する場所を指定します。
    省略すると現在のディレクトリが使用されます。
  • -ItemType
    作成する項目の種類を指定します。
    • File : ファイル
    • Directory : フォルダー
  • -Name
    作成する項目の名前を指定します。
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使用例

新しいフォルダーの作成

New-Item -Path "C:\Example" -ItemType Directory

C:\Exampleという名前のフォルダーを作成します。

フォルダーが既に存在する場合はエラーが発生します。

空ファイルの作成

New-Item -Path "C:\Example\Sample.txt" -ItemType File

Sample.txtという名前の空のファイルをC:\Exampleフォルダー内に作成します。

現在のディレクトリにファイル作成

New-Item -Name "TestFile.txt" -ItemType File

現在の作業ディレクトリにTestFile.txtという空のファイルを作成します。

フォルダーとファイルを同時に作成

New-Item -Path "C:\Example\SubFolder\File.txt" -ItemType File -Force

-Forceオプションを使用すると、SubFolderフォルダーが存在しない場合でも自動的に作成され、File.txtファイルを作成します。

日付ごとにフォルダーを作成

$today = Get-Date -Format "yyyy-MM-dd"
New-Item -Path "C:\Logs\$today" -ItemType Directory

現在の日付をフォルダー名としてC:\Logs以下に作成します。

複数のファイルを一度に作成

foreach ($i in 1..5) {
    New-Item -Path "C:\Example\File$i.txt" -ItemType File
}

New-Itemのオプション

-Force

既に存在する項目があっても処理を実行します。

例えば、フォルダーが存在していてもエラーを抑制できます。

New-Item -Path "C:\Example" -ItemType Directory -Force

-Value

ファイルに初期値を設定できます。

New-Item -Path "C:\Example\Notes.txt" -ItemType File -Value "初期テキスト内容"

Notes.txtファイルに"初期テキスト内容"が記載された状態で作成されます。

エラーへの対処

フォルダーやファイルが既に存在する場合

項目が存在するとエラーになります。

既存の項目を確認してから処理を行いたい場合は以下のようにします。

if (-Not (Test-Path "C:\Example")) {
    New-Item -Path "C:\Example" -ItemType Directory
} else {
    Write-Output "フォルダーは既に存在しています。"
}

作成先のパスが不正な場合

存在しないドライブや無効なパスを指定するとエラーになります。

その場合は事前にTest-Pathで確認することをおすすめします。

File1.txtからFile5.txtまで5つの空ファイルを作成します。

まとめ

New-Itemは、PowerShellで新しい項目を作成する際に非常に便利なコマンドレットです。基本構文を理解することで、フォルダーやファイルの自動生成、初期値設定、条件付き作成など、幅広いシナリオに対応できます。

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