Remove-Itemは、PowerShellでファイルやディレクトリ（フォルダ）を削除するためのコマンドレットです。
不要なアイテムを削除することができます。
この記事では、基本的な使い方と使用例をまとめます。
ファイルを削除する
まず、単純なファイル削除の例です。
以下のコマンドは、指定されたファイルを削除します。
Remove-Item -Path "C:\Temp\sample.txt"-Pathパラメータには、削除したいファイルのパスを指定します。
ディレクトリを削除する
ディレクトリを削除する場合も同様に、Remove-Itemを使用します。
Remove-Item -Path "C:\Temp\SampleFolder"このコマンドは、C:\Temp\SampleFolderディレクトリを削除しますが、ディレクトリが空でない場合はエラーになります。
空でないディレクトリを削除する場合は、次の-Recurseスイッチを使用します。
フォルダ内のファイルとフォルダを再帰的に削除する
ディレクトリ内の全てのファイルとフォルダを再帰的に削除するには、-Recurseパラメータを追加します。
Remove-Item -Path "C:\Temp\SampleFolder" -Recurseこのコマンドは、SampleFolder内のすべてのアイテムを削除し、最終的にSampleFolder自体も削除します。
確認メッセージなしで削除する
デフォルトでは、重要なファイルやフォルダを削除する際に、確認メッセージが表示されることがあります。
これを回避したい場合は、-Forceパラメータを使用します。
Remove-Item -Path "C:\Temp\SampleFolder" -Recurse -Forceこのコマンドは、すべての確認メッセージをスキップしてフォルダを削除します。
意図しない削除を避けるために、-Forceは慎重に使用してください。
特定の拡張子のファイルだけを削除する
ディレクトリ内の特定のファイルタイプ（例：.txtファイル）だけを削除することもできます。
例えば、以下のコマンドでは、C:\Tempディレクトリ内のすべての.txtファイルを削除します。
Remove-Item -Path "C:\Temp\*.txt"このコマンドでは、エラーが発生してもエラーメッセージを表示せず、処理を続行します。
その他の参考オプション
Remove-Itemには、他にも便利なオプションがいくつかあります。
公式ドキュメントやヘルプを参考にすることで、より柔軟な使い方が可能です。
Get-Help Remove-Item -Fullまとめ
Remove-Itemは、ファイルやディレクトリを削除するための強力なコマンドレットです。
Remove-Itemはファイルやフォルダを削除するために使います。-Recurseを使ってサブディレクトリを含むすべてのアイテムを削除します。-Forceを使用して確認メッセージをスキップしますが、注意が必要です。
