PowerShellはWindows環境を中心に使われる非常に強力なタスク自動化ツールであり、コマンドプロンプトに比べて多機能です。
本記事では、まず覚えるべき基本的なコマンドを一覧形式で紹介し、それぞれの使い方を簡単に記載します。
Contents
Get-Help
概要
コマンドの詳細情報や使い方を確認する際に使用します。
例
Get-Help Get-Process
補足
-Online
パラメータを付けると、オンラインドキュメントも表示可能です。
Get-Command
概要
利用可能なコマンド一覧を取得します。
例
Get-Command
特定の用途に関連するコマンドを検索する場合
Get-Command *Service*
Get-Process
概要
実行中のプロセスを一覧表示します。
例
Get-Process
特定のプロセスを検索する場合
Get-Process -Name chrome
Start-Process
概要
アプリケーションやファイルを実行します。
例
Start-Process notepad
ファイルを指定して開く場合
Start-Process "C:\example.txt"
Stop-Process
概要
特定のプロセスを終了します。
例
Stop-Process -Name notepad
Get-Service
概要
システム上のサービスの状態を取得します。
例
Get-Service
特定のサービスを確認する場合
Get-Service -Name Spooler
Start-Service
概要
停止しているサービスを開始します。
例
Start-Service -Name Spooler
Stop-Service
概要
実行中のサービスを停止します。
例
Stop-Service -Name Spooler
Set-ExecutionPolicy
概要
スクリプトの実行ポリシーを変更します。
例
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
Get-ChildItem
概要
指定したディレクトリ内のファイルやフォルダを取得します。
例
Get-ChildItem
特定のパスを指定する場合
Get-ChildItem C:\Windows
Copy-Item
概要
ファイルやディレクトリをコピーします。
例
Copy-Item -Path "C:\example.txt" -Destination "D:\example.txt"
Move-Item
概要
ファイルやディレクトリを移動します。
例
Move-Item -Path "C:\example.txt" -Destination "D:\example.txt"
Remove-Item
概要
ファイルやフォルダを削除します。
例
Remove-Item -Path "C:\example.txt"
フォルダを再帰的に削除する場合
Remove-Item -Path "C:\exampleFolder" -Recurse
Test-Connection
概要
対象ホストとの接続確認を行います(Pingの代替)。
例
Test-Connection -ComputerName google.com
Export-Csv
概要
データをCSVファイルにエクスポートします。
例
Get-Process | Export-Csv -Path "C:\processes.csv" -NoTypeInformation
Import-Csv
概要
CSVファイルを読み込みます。
例
Import-Csv -Path "C:\processes.csv"
Clear-Host
概要
PowerShellコンソールの画面をクリアします。
例
Clear-Host
Out-File
概要
コマンドの出力をファイルに保存します。
例
Get-Process | Out-File -FilePath "C:\processes.txt"
Read-Host
概要
ユーザーからの入力を受け取ります。
例
$input = Read-Host "Enter your name"
Write-Output
概要
文字列やデータを出力します。
例
Write-Output "Hello, PowerShell!"
まとめ
以上がPowerShellの基本的なコマンド一覧です。これらのコマンドを使いこなすことで、日常的なタスクを効率的に自動化できます。さらに学びたい場合は、Get-Help
や公式ドキュメントを活用してください。