転職経験とその後の中途採用面接官の経験をとおして、職種に関係なくアピールすべきことがあるという考えに至りました。私は転職活動で2社から内定をいただきましたが、本記事に記載していることは職務経歴書、面接での自己PRで意識していました。
書類選考や職務経歴書でお悩みの方へ、職務経歴書作成や面接の参考になればと思います。
どんな企業でも欲しい人材
当たり前のことですが、入社試験の合否を決定するのは企業の担当者です。合格するためには、採用担当者、面接官に欲しい人材だと思ってもらう必要があります。
職種に関わらず企業が欲しがる人材の特性として、以下の3つを考えます。
- 主体性
- 改善意識
- リーダーシップ
これらは転職で必ずアピールするべきだと思います。
主体性
自ら進んで提案、行動できる人がチームの中にいると仕事がスムーズに進むのではないでしょうか。私も主体的に仕事をしてくれる方と働きたいと思います。受身の人がいると、周囲のメンバーはフォローが大変です。
些細なことでも構いませんので、新しいことを提案した経験や主体的にメンバーに働きかけた経験などはアピールポイントになります。
改善意識
ビジネスでは、継続して売上を伸ばし、コストを下げ、利益を出し続けなくてはなりません。技術が進歩し、企業外部の環境変化も速くなっています。既存の方法にとらわれずに改善を続ける必要がありますので、改善意識が高く、実行できる人はどのような職種でも求められます。
自ら改善を行った経験は自己PRに盛り込むべきです。売上増加やコスト低減につながったのであれば、強いアピールになります。
リーダーシップ
ビジネスはチームで行うことがほとんどですので、チームをまとめられる人材、成果を出すためにチームをリードできる人材は重宝されます。マネージャーやチームリーダーの経験がなくても、後輩を指導した経験やチームメンバーにスキルや知見を共有した経験などもアピールになります。
職務経歴書の担当業務、プロジェクト欄には、その時のポジション、役割を記載するとよいかと思います。
自己PRへの織り交ぜ方
主体性、改善意識、リーダーシップを自己PRに織り交ぜることで、より強いアピールになります。
例えば、「営業担当者として月間売上〇〇円を達成」したことを自己PRにする場合、前後に以下のようなエピソードを付け加えることでより効果的なPRになります。
- 営業担当者別の売上げを確認して、成績のよい先輩にお願いして営業に同行させてもらった。(主体性)
- チーム内で使用していた営業資料に活用事例を加えて、クライアントに商品の効果が伝わりやすいように改善した。(改善意識)
- 成功事例と失敗事例の違いを分析し、顧客説明時のポイントをチームメンバーに発信した。(リーダーシップ)
営業、エンジニア、事務など、それぞれの職種のスキル、成果をアピールするかと思いますが、数値的な成果のみだともったいないです。あわせて主体性、改善意識、リーダーシップを盛り込むことをおすすめします。
募集要項とフィットさせる
アピールポイントを募集要項とフィットさせることも当然ながら重要です。リーダーを求めているのか、何らかのスペシャリストを求めているのかによっても変わると思います。
募集要項を読み込んでどのような人材を求め、どのような活躍を求めているかを考えることが重要です。
面接官として書類選考時を行った際も職場にマッチするかどうかは最も考えていたことの一つです。
おわりに
私が転職した時よりさらに転職が当たり前になっています。
とは言っても転職は準備がとても大事ですので、本記事がご参考になれば幸いです。