「サンプルサイズ」のことなのに「サンプル数」と書かれていることがよくあります。
統計における「サンプル数」と「サンプルサイズ」は、似たような言葉ですが異なる意味を持っています。
サンプルサイズなのにサンプル数をそれぞれの違いまとめます。
サンプル数(Number of Samples)
サンプル数とは、データ収集において取り集めた「サンプルの数」を指します。
これは、異なるサンプルの集合(グループや観測)をいくつ集めたかを意味します。
例えば、異なる5つの都市からデータを収集した場合、サンプル数は5になります。
異なる患者グループ(グループA、グループB、グループC)からデータを収集する場合、それぞれのグループが1つのサンプルと見なされ、サンプル数は3になります。
サンプルサイズ(Sample Size)
サンプルサイズとは、1つのサンプル内で観測したデータの「個々のデータポイントの数」を指します。
つまり、各サンプルにおいて、どれだけ多くのデータポイントを収集したかということです。
例えば、あるクラスの生徒30人に対してテストの得点を収集した場合、この30人がサンプルサイズになります。
100人にアンケート調査を行う場合、サンプルサイズは100です。
まとめ
サンプル数
異なるサンプルの数(例: 異なるグループや条件から収集したサンプルの数)。
サンプルサイズ
各サンプルにおける観測データの数(例: 各サンプル内の観測データポイントの数)。