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Windows 11で不具合発生?9月アップデートの影響とKB5129195による復旧状況

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結論:9月の月例更新後に複数の不具合、Microsoftが緊急修正を公開済み

Windows 11では2026年9月8日に配信された月例更新プログラムを適用した環境で、リモートデスクトップ(RDP/RDS)の接続・サインイン失敗、Hyper-V上のLinux仮想マシンとのフォルダー共有不可、USBオーディオの一部機能停止といった不具合が報告されました。Microsoftはこれを受けて9月14日、緊急の修正プログラムを公開しています。対象ビルドによって適用するKB番号が異なるため、以下で症状と対処法を整理します。本記事執筆時点(2026年9月16日)では、これらの不具合はMicrosoft公式の「既知の問題」として案内された上で、対応する修正プログラムがすでに配信されている状態です。

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何が起きたのか:9月8日の月例更新で報告された不具合

2026年9月8日(米国時間)、Microsoftは月次の月例更新(Patch Tuesday)としてWindows 11向けに以下の更新プログラムを配信しました。

Windows 11バージョン9月8日配信の更新ビルド番号
26H1KB512401228000.2954
24H2/25H2KB512400826200.9445/26100.9445
23H2KB512288022631.7581(参考)

この月例更新にはセキュリティ修正のほか、Secure Boot証明書の配布改善やパーソナライズ機能・Arm64アプリの不具合修正などが含まれていましたが、適用後に一部の環境でリモートデスクトップサービス(RDS)が不安定になる問題が表面化しました。Microsoft公式のサポート技術情報では、この問題について次のように説明されています。

September 2026 Windows security update(KB5124012)の適用後、一部の環境でRemote Desktop Services(RDS)が不安定になり、RDPの接続失敗やサインイン失敗、またはリモートデスクトップの構成中にサーバーが応答しなくなることがある。Microsoft Management Console(MMC)、RDS Licensing Diagnoser、File Explorer、Windows Updateのページなど関連ツールも応答しなくなる場合がある。

Microsoftサポート技術情報より要約

企業でリモートデスクトップを使ってサーバーやPCに接続している場合、この問題によって業務に支障が出た可能性があります。

報告された主な不具合

海外メディアの報道およびMicrosoft公式のサポート技術情報を踏まえると、9月8日の更新後に報告された主な不具合は次の3つです。

不具合症状影響範囲
リモートデスクトップサービス(RDS)RDP接続・サインインの失敗、リモートデスクトップ構成中にサーバーが無応答になる。MMC・RDS Licensing Diagnoser・File Explorer・Windows Updateページも無応答になることがあるリモートデスクトップを使う法人・個人ユーザー、Windows Serverを含む環境
Hyper-V(Linux VMとのフォルダー共有)HCS管理の仮想マシンで、Plan9を使ったホストとLinuxゲスト間のフォルダー共有が表示されない・アクセスできないHyper-V上でLinux仮想マシンを使う開発者・検証環境
USBオーディオ(8ch/3Dオーディオ)通常のステレオ再生は問題ないが、8チャンネルや3Dオーディオなどのマルチチャンネル機能を使うUSB Audio Class 1.0デバイスで再生に失敗するマルチチャンネル対応のUSBオーディオ機器を使うユーザー

このほか、海外メディア(windowslatest、techspot、pcworld、guru3dなど)では、AMD Radeon系GPU(RX 6600、RX 7700 XT、RX 7800 XT、RX 7900 GRE、RX 7900 XTX、RX 9070 XTなど)でのフリーズ・ブラックスクリーン・ドライバータイムアウト、Explorer.exeのクラッシュ、ファイル履歴(File History)関連の不具合も同時期に報告されていると伝えられています。ただし、これらはMicrosoft公式のサポート技術情報では9月14日時点の修正対象として明記されておらず、報道ベースの情報である点に注意してください。

緊急修正プログラム(9月14日公開)の内容

Microsoftは2026年9月14日、月例更新後に判明した不具合を修正するため、緊急の修正プログラム(out-of-band update)を公開しました。対象バージョンごとに異なるKB番号が割り当てられています。

Windows 11バージョン9月14日公開の緊急修正ビルド番号
26H1KB512919428000.2956
24H2/25H2KB512919526200.9457/26100.9457
23H2KB512924222631.7584

Microsoft公式のサポート技術情報によると、この緊急修正で対応した内容は次の通りです。

  • リモートデスクトップサービス(RDS):9月の月例更新後に発生していたRDP接続・サインイン失敗、リモートデスクトップ構成中のサーバー無応答問題を修正
  • Hyper-V:HCS管理の仮想マシンでPlan9を使ったLinuxゲストとのフォルダー共有ができない問題を修正
  • USBオーディオ:8チャンネル・3Dオーディオなどマルチチャンネル機能を使うUSB Audio Class 1.0デバイスの再生失敗を修正

またセキュリティ面では、Windowsのユーザーモード電源サービス(UMPS)に関する権限昇格の脆弱性「CVE-2026-62721」と、Secure Kernel Modeに関する権限昇格の脆弱性「CVE-2026-85921」への対策も、この緊急修正に含まれています。

まだ解消していないと報じられている不具合

Microsoft公式のサポート技術情報で今回の緊急修正の対象として明記されているのは、上記のRDS・Hyper-V・USBオーディオ(8ch/3D)の3点です。一方で海外メディアの報道では、次の不具合は9月14日の緊急修正でも解消されていないと伝えられています。

  • 一部のUSB Audio Class 1.0デバイスで発生する「コード10」エラーや、音声がまったく出力されない問題(8ch/3D以外のケース)
  • AMD Radeon系GPU(RX 6600、RX 7700 XT、RX 7800 XT、RX 7900 GRE、RX 7900 XTX、RX 9070 XTなど)でのフリーズ・ブラックスクリーン・ドライバータイムアウト
  • Explorer.exeのクラッシュ、ファイル履歴(File History)関連の不具合

これらの症状に心当たりがある場合、現時点では該当する周辺機器やGPUドライバーを最新版に更新する、一時的に問題の機能(マルチチャンネル出力など)の利用を避けるといった回避策が報じられています。Microsoftから追加の修正が出るまでは、業務上重要な端末では9月の更新プログラムの適用タイミングを見極めることも選択肢になります。

バージョン別「どの更新を適用すればよいか」

自分のPCがどのバージョンか分からない場合は、「設定」→「システム」→「バージョン情報」でWindows 11のバージョン(24H2、25H2、26H1、23H2など)を確認できます。バージョンが分かったら、以下を目安にしてください。

バージョン9月8日の更新のみ適用済み9月14日の緊急修正まで適用済み
26H1RDP・Hyper-V・USBオーディオの不具合が発生する可能性ありKB5129194適用でRDS・Hyper-V・USBオーディオ(8ch/3D)の問題を修正済み
24H2/25H2同上KB5129195適用で同様の問題を修正済み
23H2同上KB5129242適用で同様の問題を修正済み

適用方法・確認手順

緊急修正プログラムは、Windows Update・Windows Update for Business・WSUSを通じて自動的に配信されています。手動で今すぐ適用したい場合は、次の手順を確認してください。

  1. 「設定」→「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」を実行する
  2. 該当バージョン向けの更新(KB5129194/KB5129195/KB5129242のいずれか)が表示されたらインストールする
  3. 自動配信をまだ受け取っていない場合は、Microsoft Update Catalogから該当のKB番号を検索し、手動でダウンロード・インストールする
  4. インストール後は「バージョン情報」画面でビルド番号(26100.9457など)が更新されているか確認する

リモートデスクトップやHyper-Vを業務で使っているサーバー・PCでは、優先的にこの緊急修正を適用することをおすすめします。なお、Windows環境全体のアップデート状況については、Microsoft Copilot統合アプリのWindows・Mac版9月展開開始もあわせてご確認ください。

FAQ

Q. 自分のPCは今回の不具合の影響を受けているか。
A. リモートデスクトップ(RDP)で接続できない、リモートデスクトップの設定画面から進まない、Hyper-V上のLinux仮想マシンとの共有フォルダーが見えない、USBオーディオのマルチチャンネル出力ができない、といった症状がある場合は該当する可能性があります。まずは「バージョン情報」で自分のビルド番号を確認してください。

Q. KB5129195を入れれば全部直るか。
A. Microsoft公式が対象として明記しているRDS・Hyper-V(Plan9共有)・USBオーディオ(8ch/3D)の問題は修正されます。ただし、AMD GPU関連の不具合やExplorer.exeのクラッシュなど、報道されている一部の問題はこの緊急修正の対象に含まれていないとされています。

Q. まだ9月の更新を適用していません。どうすればいいか。
A. 9月8日の更新と9月14日の緊急修正は両方とも配信中です。通常はWindows Updateを通じて両方まとめて適用されますが、業務端末では先に検証環境で動作確認してから展開すると安全です。

Q. この情報はいつ時点のものですか。
A. 本記事は2026年9月16日時点のMicrosoft公式サポート技術情報および海外テックメディアの報道に基づいています。今後追加の修正が公開される可能性があるため、最新情報はMicrosoft公式のリリース正常性ダッシュボードやサポート技術情報でご確認ください。

まとめ

Windows 11では2026年9月8日の月例更新(KB5124008/KB5124012など)の適用後、リモートデスクトップの接続失敗、Hyper-V上のLinux仮想マシンとのフォルダー共有不可、USBオーディオの一部機能停止といった不具合が報告されました。Microsoftはこれを受けて9月14日に緊急の修正プログラム(KB5129195/KB5129194/KB5129242、バージョンにより異なる)を公開し、これらの問題を修正しています。一方でAMD GPU関連の不具合など、報道ベースで「まだ解消していない」とされる問題も残っています。業務でリモートデスクトップやHyper-Vを使っている場合は、自分のWindows 11バージョンを確認したうえで、該当する緊急修正が適用されているかをまず確認することをおすすめします。

参考情報

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