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GPT-4o・GPT-4.1がAPIで提供終了へ。10月23日・2027年1月14日の対象モデルと移行先GPT-6 Luna

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OpenAIは2026年10月14日、APIで提供しているGPT-4o・GPT-4o mini・GPT-4.1・GPT-4.1 miniの主要スナップショットを2027年1月14日に提供終了すると発表しました。推奨される移行先は、GPT-6シリーズの軽量モデル「GPT-6 Luna」です。

結論から言うと、確認すべきポイントは次の3つです。

  • 2027年1月14日:gpt-4o(2024-08-06/2024-11-20)、gpt-4o-mini、gpt-4.1、gpt-4.1-mini と、それらのファインチューニング済みモデルが停止
  • 2026年10月23日(来週):それより先に、gpt-4o-2024-05-13、gpt-4.1-nano、gpt-3.5-turbo、gpt-4、o1、o3-mini、o4-mini、gpt-image-1 などが停止
  • Azure OpenAI:同じモデルでも退役日は2027年4月14日(Standardデプロイ)と、OpenAI本家より遅い

ChatGPTの画面で使うGPT-4oはすでに2026年2月に終了しているため、今回影響を受けるのは主にAPIで自社ツールやサービスを動かしている開発者・企業です。社内チャットボットや業務システムの裏側でgpt-4o-miniなどを使っている場合は、早めの確認が必要です。

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2027年1月14日に終了するモデル

OpenAIの公式Deprecationsページ(2026-10-14付)に掲載された対象は次のとおりです。

モデル対象のモデルID推奨移行先
GPT-4ogpt-4o-2024-08-06、gpt-4o-2024-11-20gpt-6-luna
GPT-4o minigpt-4o-mini-2024-07-18gpt-6-luna
GPT-4.1gpt-4.1-2025-04-14gpt-6-luna
GPT-4.1 minigpt-4.1-mini-2025-04-14gpt-6-luna

これらをベースにしたファインチューニング済みモデルも、ベースモデルと同じ日に停止します。

エイリアス(gpt-4o など)はどうなる?

公式の対象リストに載っているのは日付付きのスナップショットIDで、「gpt-4o」「gpt-4o-mini」といった日付なしのエイリアス自体は明記されていません。ただし、モデルページではGPT-4o系のスナップショットがすべて「Deprecated」扱いになっており、エイリアスが指す先のスナップショットが止まる以上、エイリアスだけ使い続けられると考えるのは危険です。エイリアスで指定している場合も、1月14日までに移行する前提で準備しておくのが安全です。

告知期間は約3か月

OpenAIの方針では、一般提供(GA)モデルの廃止は少なくとも6か月前に告知するとされています(GAモデルの特殊なバリエーションは3か月以上)。今回は10月14日の告知から1月14日の停止まで約3か月しかありません。年末年始をはさむため、実質的な作業期間はさらに短くなる点に注意してください。

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10月23日に先に終了するモデル(来週)

見落としやすいのが、2026年4月に告知済みの別の廃止スケジュールです。10月23日には次のモデルが先に停止します。

停止するモデル推奨移行先
gpt-4o-2024-05-13(初代GPT-4o)gpt-5.6-sol
gpt-4.1-nano、gpt-4.1-nano-2025-04-14gpt-5.6-luna
gpt-3.5-turbo 系gpt-5.6-terra
gpt-4、gpt-4-turbo、gpt-4-1106-preview 系gpt-5.6-sol
o1、o1-progpt-5.6-sol(o1-proはPro推論モード)
o3-minigpt-5.6-sol
o4-minigpt-5.6-terra
gpt-image-1gpt-image-2.5-sunburst / gpt-image-2.5-flare

gpt-3.5-turbo、gpt-4、gpt-4.1-nano、o4-miniなどのファインチューニング済みモデルも同日に停止します。古いサンプルコードをそのまま使っているシステムや、画像生成でgpt-image-1を指定しているシステムは、こちらの方が緊急度が高いケースがあります。

今後のAPI提供終了スケジュール一覧

OpenAI APIで告知済みの主な提供終了日を時系列でまとめます。

停止日主な対象推奨移行先
2026年10月23日gpt-3.5-turbo、gpt-4、gpt-4-turbo、gpt-4o-2024-05-13、gpt-4.1-nano、o1、o3-mini、o4-mini、gpt-image-1GPT-5.6系、gpt-image-2.5系
2026年12月11日gpt-5、gpt-5-mini、gpt-5-nano、gpt-5-pro、o3、o3-proGPT-5.6系
2027年1月14日gpt-4o、gpt-4o-mini、gpt-4.1、gpt-4.1-mini(今回の発表)gpt-6-luna
2027年1月20日gpt-realtime、gpt-4o-realtime、gpt-audio、gpt-4o-audio などの旧音声・リアルタイム系gpt-realtime-2.1系、gpt-audio-1.5
2027年4月1日gpt-5.1、gpt-5.3-codex、gpt-5.4-nanogpt-6-sol / gpt-6-luna

GPT-4o世代の音声・リアルタイムモデル(gpt-4o-realtimeなど)は1月14日ではなく1月20日が期限です。音声エージェントを運用している場合は別スケジュールとして管理してください。

移行先「GPT-6 Luna」の料金とスペック

推奨移行先のGPT-6 Lunaは、2026年9月に登場したGPT-6シリーズの中で最も安価・高速な位置づけのモデルです。モデル自体の特徴はGPT-6 SolとGPT-6 Lunaの解説記事でも紹介しています。

料金比較(100万トークンあたり・Standard)

モデル入力出力
gpt-4o2.50ドル10.00ドル
gpt-4.12.00ドル8.00ドル
gpt-4.1-mini0.40ドル1.60ドル
gpt-4o-mini0.15ドル0.60ドル
gpt-6-luna0.10ドル0.50ドル

トークン単価だけを見ると、gpt-4oからの移行で入力は25分の1、gpt-4o-miniと比べても安くなります。ただし後述のとおり、Lunaは標準で推論(reasoning)を行うため、設定によっては出力トークンが増え、1回あたりのコストが単価ほど下がらないことがあります。

主なスペック

項目GPT-6 Luna
コンテキストウィンドウ105万トークン
最大出力12.8万トークン
推論レベルnone / low / medium(既定)/ high / xhigh / max
入力テキスト・画像(音声・動画は非対応)
Function calling・Structured Outputs対応
ファインチューニング非対応
キャッシュ入力0.01ドル(100万トークンあたり)
Batch / FlexStandardの50%

移行時の注意点

モデルIDを書き換えるだけで済むとは限りません。GPT-4o・GPT-4.1系から移行する際に引っかかりやすい点をまとめます。

1. 推論が既定でオンになっている

GPT-6 Lunaは推論レベルの既定値が「medium」です。GPT-4o miniのように即答させたい用途では、reasoning effortを「none」に設定しないと、応答が遅くなったり出力トークン(=料金)が増えたりします。まずはnoneで置き換え、品質が足りない処理だけlow以上に上げる進め方が無難です。

2. Chat CompletionsでのFunction callingに制約

公式のモデルページによると、Chat Completions APIでFunction callingを使えるのは推論レベルがnoneのときだけです。推論とツール呼び出しを組み合わせたい場合は、Responses APIへの移行が必要になります。

3. ファインチューニング済みモデルの代わりがない

GPT-6 Lunaはファインチューニングに対応していません。さらにOpenAIは、既存顧客も含めて2027年1月6日以降は新しいファインチューニングジョブを作成できなくなると案内しています。GPT-4o miniなどをファインチューニングして使っている場合は、プロンプトの改善やFew-shot例、ツール・検索の併用で同等の品質を出せるか、早めに検証する必要があります。

4. 長いプロンプトは割増料金

入力が27万2000トークンを超えるリクエストは、入力単価が2倍、出力単価が1.5倍になります。長い文書をまとめて投げる処理では、従来の想定より高くなる可能性があります。

5. 出力の品質・文体が変わる

モデルが変われば、回答の長さや言い回し、JSONの出し方なども変わります。本番切り替えの前に、実際の入力データで旧モデルと新モデルの出力を比較するテストを用意しておくと安心です。

自社のシステムが対象か確認する方法

次の順番で確認すると漏れを減らせます。

  1. ソースコードを検索する:「gpt-4o」「gpt-4.1」「gpt-3.5」「o1」「o3-mini」「o4-mini」「gpt-image-1」などの文字列を検索
  2. 設定ファイル・環境変数・DBを確認する:モデル名をコード外で管理しているケースは見落としがち
  3. OpenAIの管理画面で利用状況を見る:Usageページでモデル別の利用状況を確認
  4. Models APIで停止日を確認する:海外の開発者向け記事によると、モデル一覧APIの各モデルに停止予定日(shutdown_date)が含まれるようになっており、自動チェックに活用できるとされています
  5. 外部SaaS・ノーコードツールも確認する:自社で直接APIを呼んでいなくても、利用中のツールがGPT-4o系を指定している場合があります。ツール側の対応予定を確認しましょう

どうしても期限までに移行が間に合わない場合は、OpenAIの営業窓口に相談できる可能性があると海外メディアは伝えています。ただし確実な手段ではないため、期限内の移行を前提に計画してください。

Azure OpenAI(Microsoft Foundry)の場合は期限が異なる

Azure上でGPT-4o系を使っている企業は、Microsoftの退役スケジュールを別途確認する必要があります。2026年10月15日時点でMicrosoftの公式ページ(最終更新2026年9月23日)に掲載されている日付は次のとおりです。

モデルバージョンStandardの退役日ファインチューニング済みのデプロイ退役日
gpt-4o2024-08-06 / 2024-11-202027年4月14日2027年10月1日(2024-08-06)
gpt-4o-mini2024-07-182027年4月14日2027年10月1日
gpt-4.12025-04-142027年4月14日2027年10月14日
gpt-4.1-mini2025-04-142027年4月14日2027年10月14日

AzureではOpenAI本家より3か月ほど猶予があるものの、gpt-4o以外は後継モデルが「未定」となっています。Azureの日付は今後更新される可能性があるため、Foundryポータルの通知とあわせて確認してください。

ChatGPTでもGPT-5.5が提供終了

API以外の動きとして、OpenAIは同じ10月14日に、ChatGPT・ChatGPT Work・CodexからGPT-5.5を提供終了しました。公式のモデルリリースノートでは、この変更はAPIには影響しないとしています。

ChatGPTの通常チャットはすでにGPT-6系に切り替わっているため(詳しくはChatGPTのGPT-6解説記事)、多くの利用者は特別な対応は不要です。ただし、Codexのカスタムエージェントや定期タスク、スクリプトでGPT-5.5を明示的に指定している場合は、設定の変更が必要です。

まとめ

  • GPT-4o・GPT-4o mini・GPT-4.1・GPT-4.1 miniのAPI提供は2027年1月14日で終了
  • 推奨移行先はGPT-6 Luna(入力0.10ドル/出力0.50ドル)で、単価は大幅に安い
  • その前の10月23日に、gpt-4o-2024-05-13、gpt-4.1-nano、gpt-3.5-turbo、o1、o4-mini、gpt-image-1などが停止
  • Lunaは推論が既定でオン、ファインチューニング非対応など、置き換え時の注意点がある
  • Azure OpenAIでは退役日が2027年4月14日と異なる

告知から停止までの期間が短く、年末年始もはさみます。まずは自社のシステムでどのモデルIDを使っているかを洗い出すところから始めましょう。

参考情報

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ChatGPTGenerative AINews
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