結論:PerplexityのAIブラウザ「Comet」で、Webサイトのクリックや入力をAIが代行する「Control(ブラウザ操作)」機能が、2026年9月中旬ごろから「Computer credits」という専用クレジットを消費しなければ使えなくなったと、海外メディアや利用者から相次いで報告されています。
結論:無料で使えていた「ブラウザ操作」が事実上の有料機能に
Cometは2025年10月に全ユーザー向けに無料開放されたブラウザで、Control機能はその目玉のひとつでした。今回の変更により、無料ユーザーだけでなくPro・Maxといった有料プランの利用者からも「実質的な値上げではないか」との声が上がっています。本記事執筆時点でPerplexityからの公式なアナウンスは見当たらず、仕様変更の経緯は明確になっていません。
Cometの「Control」機能とは何か
Cometは、検索エンジン大手Googleに対抗する形でPerplexityが開発したAI搭載ブラウザです。ページの要約やAIとの対話に加えて、「Control」と呼ばれる機能を使うと、AIがユーザーに代わってフォームへの入力やボタンのクリック、複数タブをまたいだ作業などを自動で行ってくれます。買い物の代行や予約フォームの入力、簡単なコーディング作業の実行まで、ブラウザ操作を丸ごとAIに任せられる点が、ChatGPT AtlasやGoogleのAIブラウザと並んで注目されてきたポイントです。
何が変わったのか:新しい消費単位「Computer credits」
これまでControl機能は、CometのPro・Maxプランに含まれる利用枠の中で追加費用なく使えるものと理解されていました。しかし2026年9月時点の報告によると、Control機能を呼び出すインターフェースが「Computer」という機能セクションに統合され、その配下で「Computer credits」と呼ばれる専用クレジットを消費する仕組みに変わっています。クレジットの残高が不足していると、Control機能そのものが動作しない状態になるとされています。
複数の海外メディアの報道をまとめると、クレジットの目安は次のとおりです。
- 単価:クレジット1個あたりおよそ1セント(500クレジットで5ドル相当)が目安とされています。
- 簡単な作業:画像の代替テキスト生成のような軽い作業でも、数十クレジット程度を消費する場合があります。
- 重い作業:長時間のコーディングセッションのような負荷の高い作業では、数千クレジット単位で消費されることもあります。
プランごとのクレジット付与量
報じられている情報によると、クレジットの付与量はプランによって異なります。
| プラン | 月額目安 | Computer credits |
|---|---|---|
| 無料 | 0ドル | Control機能の利用に制限がかかりやすい |
| Pro | 20ドル | 契約時に一度きり4,000クレジットが付与されるとの報告 |
| Max | 200ドル | 毎月10,000クレジットが付与されるとの報告(一時ボーナスが上乗せされる場合もあり) |
Maxプランでは月次でクレジットが補充される一方、Proプランでは初回のみのまとまった付与にとどまるとの報告があり、Proユーザーがクレジットを使い切った場合、追加のControl機能利用が難しくなる可能性があります。数値は今後変更される可能性があるため、実際の利用前にPerplexity公式のヘルプセンターや請求画面で最新の残高・仕様を確認することをおすすめします。
なぜ問題視されているのか
Control機能は、Cometが無料公開された当初から代表的な機能として紹介されてきました。それが追加のクレジット消費を前提とする仕様に変わったことで、特に有料プランの利用者から「聞いていた内容と違う」「実質的な値上げだ」という反発が出ています。加えて、今回の変更についてPerplexityから明確な公式発表やリリースノートでの告知が確認できない点も、利用者の不信感を強めている要因のひとつです。Perplexityはここ数カ月、Comet関連の情報発信自体を控えめにしているとの指摘もあり、仕様変更の理由や今後の方針は不透明なままです。
対処法:クレジット消費を抑えるには
Control機能のクレジット消費を抑えたい場合は、以下のような対応が考えられます。
- Control機能を使う場面を絞る:単純な情報収集やページ閲覧はAIチャット機能だけで済ませ、実際にクリックや入力の自動操作が必要な場面に限ってControlを使う。
- 残高をこまめに確認する:Perplexityの請求・利用状況画面でComputer creditsの残高を定期的にチェックし、想定外の消費がないか確認する。
- プランを見直す:Control機能を頻繁に使う場合は、月次でクレジットが補充されるMaxプランへの切り替えを検討する。逆に利用頻度が低いなら、Control機能に依存しない使い方に切り替えるのも選択肢です。
- 代替手段を検討する:Google ChromeのClaude in Chrome拡張機能など、他のAIブラウザ・拡張機能の料金体系とあわせて比較検討する。
まとめ
Perplexity Cometの「Control」機能は、これまで無料・定額の枠内で使えると考えられていましたが、2026年9月時点の報告では「Computer credits」という専用クレジットの消費が必要な仕様に変わりつつあります。公式な告知が確認できていないため、今後の対応や仕様がさらに変更される可能性もあります。Cometを日常的に使っている方は、まず自分のアカウントのクレジット残高と消費状況を確認し、必要に応じてプランの見直しや利用方法の調整を検討するとよいでしょう。

