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Outlook・TeamsのCopilotが2026年9月に刷新|変更点・Work IQ設定・管理者がすべきこと

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この記事でわかること

米Microsoftは2026年8月21日(現地時間)、OutlookとTeamsのCopilotを刷新すると発表しました。2026年9月に一般提供される見込みで、対象は全画面(フルページ)版とサイドペイン版の両方です。この記事では、具体的に何が変わるのか、新機能「Work IQ」コントロールと「タスク」ビューの使い方、そして企業のIT管理者が展開前後に確認すべきポイントを整理して解説します。

結論から言うと、この変更はサービス更新の一環として既定で有効になり、ユーザー・管理者ともに特別な操作は不要です。ライセンスやアクセス許可、既存のコンプライアンス制御にも変更はありません。ただし、UIが大きく変わるため、社内のマニュアルや研修資料を事前に見直しておくことをおすすめします。

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Outlook・TeamsのCopilotが刷新される背景

Microsoftが進める「ひとつのCopilot」体験への統合

今回の刷新は単発の機能追加ではなく、Microsoftが2026年を通じて進めてきた「Copilot体験の見直し・整理」という大きな流れの一部です。2026年8月には、個人向けと法人向けに分かれていたCopilotアプリが「Microsoft Copilot」アプリへと統合される動きも始まっており、Microsoft、Copilotを「ひとつのアプリ」に統合 有料AIエージェント「AutoPilot」の狙いとはで解説した統合の流れに合わせて、OutlookとTeamsのCopilotもデザインが刷新される形です。

Microsoftによれば、狙いは「ナビゲーションを簡素化し、チャットを使いやすくし、作業を整理する新しい手段を提供することで、集中を保ちながら文脈を見失わずに仕事を進められるようにすること」です。裏を返せば、これまでのOutlook・TeamsのCopilotは、機能追加が重なった結果、操作導線が分かりにくくなっていたという課題があったと考えられます。

具体的に何が変わるのか

変更の対象は、フルスクリーン(全画面)版のCopilotと、Outlook・Teamsの画面内に表示されるサイドペイン版のCopilotの両方です。

フルスクリーン版:新「Microsoft Copilot」アプリに準拠したデザインへ

フルスクリーン版のCopilotは、統合後の新しい「Microsoft Copilot」アプリとほぼ同じ見た目に変わります。これにより、Outlook・Teams・Microsoft Copilotアプリのどれを開いても、似た操作感でCopilotを使えるようになります。普段複数のMicrosoft製品を行き来しながら仕事をしている方にとっては、覚えることが減るメリットがあります。

サイドペイン版:Outlook・Teamsの文脈に最適化

一方、メール作成中やTeams会議中によく使うサイドペイン版は、それぞれのアプリの文脈に沿ったやり取りに最適化されたデザインになります。全く同じUIにするのではなく、「今この画面で何をしているか」に応じて最適な形を作り分けているのがポイントです。

変更前と変更後の比較

項目変更前変更後(2026年9月〜)
フルスクリーン版の見た目Outlook・Teamsごとに個別のデザイン新「Microsoft Copilot」アプリに準拠した共通デザイン
サイドペイン版機能追加の積み重ねでナビゲーションが複雑化チャット中心にナビゲーションを簡素化
業務データ参照の切り替え明示的なオン/オフ操作がしづらい「Work IQ」コントロールでワンタッチ切り替え
長時間処理の可視化都度チャット履歴を遡って確認「タスク」ビューでまとめて確認可能
ライセンス・権限・コンプライアンス制御変更なし(据え置き)

新機能「Work IQ」コントロールとは

Work IQの仕組み

Work IQとは、メール、チャット、ドキュメント、会議といった組織内の業務データをAIエージェントが理解し、応答できるようにする職場インテリジェンス基盤です。単にキーワードでデータを検索するのではなく、社内の文脈を踏まえた上でCopilotが受け答えできるようにする仕組みだとイメージすると分かりやすいでしょう。

今回の刷新では、このWork IQを参照するかどうかをユーザー自身がチャット画面から直接切り替えられる「Work IQコントロール」が導入されます。画面左上のボタンから、チャットを離れることなくオン/オフを切り替えられるようになる点が特徴です。

いつオンにし、いつオフにすべきか

Work IQをオンにすると、Copilotは自分宛てのメールや参加している会議、担当しているドキュメントなどを踏まえた、より具体的で実務に即した回答を返しやすくなります。たとえば「先週のA社との打ち合わせ内容を要約して」といった依頼に対応できるのはWork IQがオンの状態です。

一方で、社外秘の情報を扱いたくない一般的な質問(コーディングの書き方や一般常識の確認など)をするときは、あえてWork IQをオフにして、業務データを参照させない使い方も選べます。用途に応じて都度切り替えられる柔軟性が、今回のアップデートの実質的な価値と言えます。

新設される「タスク」ビュー

フルスクリーン版にはもう一つ、「タスク」ビューという新しい画面が追加されます。これは、バックグラウンドで動作するCopilotエージェントの処理や、あらかじめ予約しておいたチャット(スケジュールされたチャット)など、実行に時間がかかる処理の進捗状況をまとめて確認できる画面です。

これまでは、時間のかかる処理を依頼した後に「今どこまで進んでいるのか」を確認するには、チャット履歴を遡る必要がありました。タスクビューの追加によって、複数の処理を並行して依頼している場合でも、進捗を一覧で把握しやすくなります。

いつから、誰に適用されるのか

Microsoftは2026年8月21日、Microsoft 365管理センターのメッセージセンターにて本変更を告知しました(該当メッセージID:MC1458470、MC1458472)。一般提供は2026年9月を予定しており、今回の変更はサービス更新の一環として自動的に、既定で有効になります。ユーザー側・管理者側のどちらも、事前の設定作業は必要ありません。

ライセンスやアクセス許可、既存のコンプライアンス制御についても変更はないとMicrosoftは説明しています。つまり、追加の契約や権限設定を行わなくても、対象のOutlook・Teamsを使っているユーザーには自動的に新しいCopilot体験が適用されることになります。

企業のIT管理者が今すぐ確認すべきこと

自動適用される変更とはいえ、日常的に使うツールの見た目が大きく変わるため、社内からの問い合わせが増えることが予想されます。Microsoftも、IT管理者に対してユーザーへの事前周知と、社内資料の更新を推奨しています。具体的には以下の点を確認しておくとよいでしょう。

  1. 社内マニュアル・研修資料の見直し:現行のCopilot画面を前提にしたスクリーンショットや操作手順が含まれている場合、9月のロールアウトに合わせて更新が必要です。
  2. 事前周知のタイミング:ロールアウトが始まってから問い合わせが集中する前に、社内ポータルやチャットツールで「Outlook・TeamsのCopilotデザインが変わる」ことを一斉周知しておくと混乱を避けやすくなります。
  3. Work IQの使い分けのガイドライン化:どのような場面でWork IQをオンにすべきか、逆に社外秘情報を扱う際はオフにすべきか、といった簡単な利用ガイドラインを用意しておくと、現場での判断がぶれにくくなります。
  4. 他のMicrosoft 365 Copilot関連の変更との重複確認:同時期にはExcelの「=COPILOT()」関数の廃止(2026年9月14日)など、他のCopilot関連の仕様変更も進行しています。複数の変更が同じ時期に重なるため、まとめて周知する方が現場の混乱を減らせます。
  5. コンプライアンス部門への確認:ライセンスやアクセス許可自体に変更はありませんが、念のため情報システム部門・コンプライアンス部門にも変更内容を共有しておくと安心です。

疑問点

Q. Work IQをオフにすると、Copilotの基本機能自体が使えなくなるか。

A. いいえ。Work IQをオフにしても、一般的な質問応答や文章作成支援などの基本的なCopilot機能自体は引き続き利用できます。オフになるのは、あくまで組織内の業務データを踏まえた応答をする機能です。

Q. デザイン刷新に伴って、追加費用は発生するか。

A. Microsoftの発表によれば、ライセンス体系に変更はないとされています。既存のCopilotライセンスを持つユーザーであれば、追加費用なしで新しいデザインを利用できる見込みです。

Q. 新デザインを希望しない場合、従来のUIに戻すことはできるか。

A. 本記事執筆時点でのMicrosoftの発表では、既定で有効になるサービス更新として案内されており、個別にオプトアウトする方法は明示されていません。運用上どうしても支障がある場合は、Microsoft 365管理センターやサポート窓口を通じて最新の対応状況を確認することをおすすめします。

Q. モバイルアプリ版のOutlook・Teamsも対象か。

A. 窓の杜の報道によれば、今回の発表はフルスクリーン版・サイドペイン版のCopilotが対象とされています。プラットフォームごとの詳細な展開スケジュールについては、Microsoft 365ロードマップや管理センターの続報を確認するのが確実です。

まとめ

OutlookとTeamsのCopilotは、2026年9月の一般提供に向けて、チャット中心のシンプルなデザインへと刷新されます。フルスクリーン版は新しい「Microsoft Copilot」アプリに準拠したデザインに、サイドペイン版はそれぞれのアプリの文脈に最適化されたデザインになり、あわせて業務データ参照を切り替える「Work IQ」コントロールと、長時間処理の進捗を確認できる「タスク」ビューが追加されます。

変更自体は自動的に適用され、ライセンスや権限に変更はありませんが、UIが大きく変わることで社内問い合わせが増える可能性があります。IT管理者は、ロールアウトが本格化する前に社内資料の更新と事前周知を済ませておくことで、現場の混乱を最小限に抑えられるでしょう。Microsoft 365 Copilotをめぐる仕様変更は今後も続くと見られるため、当サイトでも継続的に最新情報を追っていきます。

参考サイト・引用元

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