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Cursor Projectsとは?使い方・料金・できることを解説

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Cursor(カーソル)が2026年9月10日、新機能「Projects(プロジェクト)」を発表しました。ベータ版として全ユーザーへの提供が順次始まっており、これまでの「1回のチャットで一つのタスクを終わらせる」使い方とは違い、数週間から数か月かかるような大きな開発作業をAIエージェントの集団に任せられる点が特徴です。本記事では、Cursor Projectsが具体的に何をしてくれる機能なのか、使い方や利用できるプラン、既存のComposer・Cloud Agentsとの違いを整理して解説します。

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Cursor Projectsとは

Cursor Projectsは、1つの「Project」に対して「コーディネーターエージェント」と呼ばれる管理役のAIを1体割り当て、そのコーディネーターが必要に応じて多数のサブエージェントを生成・指揮しながら作業を進めていく仕組みです。コーディネーター自身はコードを書かず、作業計画を立ててサブエージェントに実装を委任し、出来上がった成果物を人間が確認できる状態にまとめる役割に徹します。

Cursorを開発するAnysphere社は、2026年2月に公開したブログ記事で「ソフトウェア開発の第三の時代(third era of software development)」というビジョンを掲げており、Projectsはその具体的な実装だと位置づけています。同社によれば、社内でProjectsを使い始めた開発者はマージするプルリクエスト数が平均30%増加し、Projectsを主軸に使う開発者ではその差が6倍に達したとしています(Cursor公式ブログ調べ)。

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Projectsでできること(3つの柱)

公式発表では、Projectsを支える技術要素として次の3つが挙げられています。

クラウド常駐、必要な時だけローカル実行

Projectは基本的にクラウド上の専用マシンで動作するため、開発者がノートパソコンを閉じても処理は止まりません。ローカル環境でのテストが必要な場面だけ、コーディネーターがローカルエージェントを起動して実行します。

プロジェクトをまたいで蓄積される共有コンテキスト

Project内のエージェントは、コードベースの構造や開発者の好みの進め方などを記録した共有ファイル群を参照しながら作業します。あるエージェントが「このサービスのテスト方法」を発見すると、以降のエージェントも同じ知識を使えるため、Projectを使うほどコーディネーターの精度が上がっていく設計です。

Slackやスケジュールと連動する「サブスクリプション」

コーディネーターにSlackチャンネルの監視や定期実行、プルリクエストの追跡を指示しておくと、バグ報告やCI失敗などのシグナルを検知した際に、指示を待たずに自律的に対応を始めます。

Cursor社内では、この仕組みを「機能開発」「大規模な移行作業(マイグレーション)」「継続的なコード品質維持(ガーデニング)」という3つの用途で使っているとしています。特にマイグレーションでは、数百件規模のプルリクエストにまたがるフレームワーク移行を、最初は逐一レビューしながら、精度が安定してきたら確認頻度を下げていく運用例が紹介されています。

使い方

Projectsは画面左側のナビゲーションからアクセスできます。作りたいものや任せたい作業内容をコーディネーターに伝えると、以降の計画立案・サブエージェントへの割り振り・進捗管理をコーディネーターが引き受ける流れです。公式は「1回のチャットで終わらない作業」、たとえば複数のプルリクエストにまたがる機能開発や、外出中に任せておきたい作業に向いていると説明しています。

料金プラン

Cursorの料金プランは次の通りです(2026年9月時点、月額プラン)。

プラン月額主な内容
Hobby無料クレジットカード登録不要、エージェント利用に制限あり、Composerのみ利用可
Individual(Pro/Pro+/Ultra)20ドル〜エージェント利用枠の拡大、フロンティアモデルへのアクセス、Cloud Agents利用可
Teams(Standard/Premium)1ユーザーあたり40ドルチーム請求・管理機能、チーム共有のCloud Agents・自動化、SSO対応
Enterprise要問い合わせ利用量プール、請求書払い、監査ログ、アクセス制御など

Projectsは「Cloud Agents」を土台にした機能であり、公式の比較表ではCloud Agentsは無料のHobbyプランには含まれず、有料のIndividualプラン(Pro以上)から利用できる機能として案内されています。そのため、Projectsを本格的に使うには最低でもProプラン(月額20ドル)への加入が事実上前提になると考えておくとよいでしょう。チームで共有コンテキストを使い回したい場合はTeamsプラン以上が適しています。

ComposerやCloud Agentsとの違い

Cursorには従来から「Composer」(対話しながらコードを書く通常のエージェントモード)と「Cloud Agents」(クラウド上でバックグラウンド実行するエージェント)がありました。Projectsはこれらを置き換えるものではなく、その上位に位置する「複数のエージェントをまとめて管理する層」という位置づけです。1つのタスクをその場で片付けたいだけならComposerで十分ですが、数週間にわたる機能開発や大規模な移行作業のように、複数のプルリクエストや複数のエージェントにまたがる仕事を任せたい場合にProjectsが向いています。

導入時の注意点

Projectsはベータ版であり、コーディネーターが計画したタスクをサブエージェントが並行して実行する仕組み上、生成されるプルリクエストの数が急増する可能性があります。公式ブログでも「最初はプルリクエストを一件ずつ丁寧にレビューし、精度が安定するにつれてレビュー頻度を下げていく」運用が紹介されており、導入初期はレビュー体制を厚めに確保しておくことが推奨されます。また、Slack連携や定期実行などコーディネーターに強い権限を与える設定を行う場合は、リポジトリへのアクセス範囲や自動実行の可否を事前に確認しておくと安心です。

まとめ

Cursor Projectsは、1回のチャットで完結する作業から、数か月単位でエージェント群に開発を任せる働き方への転換を狙った新機能です。ベータ版として2026年9月10日から全ユーザーへの提供が始まっており、利用にはProプラン(月額20ドル)以上への加入が事実上必要になります。まずは既存のComposerやCloud Agentsで物足りなさを感じている大規模な機能開発やマイグレーション作業から試してみるとよいでしょう。

参考リンク

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